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越智 義浩; 長谷川 登; 河内 哲哉; 寺川 康太*; 末元 徹*; 富田 卓朗*; 山本 稔*; 出来 真斗*; 田中 桃子; 錦野 将元; et al.
no journal, ,
ジグザグスラブ型Nd:ガラス増幅器を主増幅部として用いたCPAレーザーを開発し、繰り返し頻度0.1Hzにて10J,ピコ秒のレーザーパルスを2ビーム同時に発生させることに成功した。このレーザーをドライバーとして用い、ダブルターゲット方式により空間的に完全コヒーレントな波長13.9nmの軟X線レーザーの高繰り返し発生を実現した。得られた軟X線レーザーの出力はエネルギーが約1J、ビーム広がりが0.5mrad、パルス幅が7psであり、極めて高輝度の軟X線光源である。装置開発の詳細、及びこの軟X線レーザーを用いた利用実験について発表する。
鈴木 将之; 桐山 博光; 大東 出; 岡田 大; 中井 善基; 織茂 聡; 佐藤 方俊*; 玉置 善紀*; 吉井 健裕*; 前田 純也*; et al.
no journal, ,
レーザー駆動小型照射装置には、小型で高強度,高繰り返しレーザー生成が要求される。Yb系レーザー媒質は、半導体レーザーで励起が可能であり、かつ広い蛍光バンド幅を持つため、小型で高強度,高繰り返しレーザー実現に最も近い媒質の一つである。一般に前段増幅器として再生増幅器が用いられるが、利得の狭帯域化,パルスコントラストが悪い等の問題点がある。われわれはこれらを解決するために、光パラメトリック増幅を用いた前段増幅器の開発を行った。小型高安定フェムト秒レーザー(波長1030nm,パルス幅200fs,出力0.47nJ,繰り返し80MHz)発振器より発生したフェムト秒レーザーは、パルス伸長器でパルス幅1nsまで伸長される。Nd:YAGレーザーの第二高調波を励起源として、パルス伸張されたレーザーパルスの増幅を行った。その結果、入力エネルギー300mJのとき、10の7乗の利得,出力エネルギー6.5mJをスペクトル幅10.8nmで得た。このレーザーパルスを圧縮した結果、パルス幅は230fsであった。本研究で開発した増幅器は、LD励起Yb:YAG CPAシステムの前置増幅器として有用であることがわかった。